仕事に命をかけているか――松下幸之助のことば〈16〉
私自身も、自分はこの仕事に命をかけてやっているかどうかと、これまで困難な問題に出くわすたびに自問自答してきました。そうすると、非常に煩悶の多いときに感じることは、命をかけるよ
人間は神さまではない――松下幸之助のことば〈15〉
おたがいに神さまではないのだから、先の先まで見通して、すみからすみまで見きわめて、万が一にも誤りのない100パーセント正しい判断なんてまずできるものではない。できればそれに越
「困難」も発展の歴史の一コマ――松下幸之助のことば〈14〉
われわれ人間の歴史をみても、おそらく三十年前には想像もできなかったと思われることでも、今日、現実の事実として次つぎとできていることがあります。これはいいかえると、人類の限りな
死んでも死にきれないつもりでやる――松下幸之助のことば〈12〉
最近のような状態の中にあっては、お互い死んでも死にきれない、というようなつもりでやらなければいかんですよ、こういう状態では。そうでありますから、商売はもちろん大切ですが、商売
心がけの集積なくして――松下幸之助のことば〈11〉
一寸先は闇でありますから、志をもってやっているけれども、どういうことが起こってくるか分からない。その起こってきたときに、その志というものを常に堅く養っておけば、対処する道は自
心の迷いを取り除く――松下幸之助の言葉〈10〉
困難期、混乱期に際して、個々の仕事を適切に処理することはいうまでもなく大事ですが、しかしそれよりも大事なのは、根本的な心の迷いを取り除いて、しっかりと心を確立していくというこ
志だけは失わない――松下幸之助のことば〈9〉
人間はしばしば困難に直面することもあり、事、志とたがう場合もありますが、そういう場合でも志を失わなければ、必ずやそれが転機となってプラスになっていくものだということを私はしみ
決して悲観しない――松下幸之助のことば〈8〉
日本人はいい国民であるというて、いいところを探さないといかん。探したものをしっかり握って感激にうち震えつつ、生活を全うしていかないといかんという感じがするんです。そして決して
ムリを通さない――松下幸之助のことば〈7〉
富士山は西からでも東からでも登れる。西の道が悪ければ東から登ればよい。東がけわしければ西から登ればよい。道はいくつもある。時と場合に応じて、自在に道を変えればよいのである。一
船を沈めてはならない――松下幸之助のことば〈6〉
大切なことは、うろたえないことである。あわてないことである。うろたえては、かえって針路を誤る。そして、沈めなくてよい船でも、沈めてしまう結果になりかねない。すべての人が冷静に
知恵は無限――松下幸之助のことば〈5〉
決して、次々と起こる困難な状態にひるんではならない。困難であれば困難であるほど、知恵を出してやれば無限に英知というものが湧いてくる。使えば使うほど知恵が湧いてくる。そういうよ