誰もが素直な心になれる――松下幸之助のことば〈88〉
いちばん大切なことは、お互い人間それぞれにはもともと素直な心になる素地があるということを、はっきりと認識することだと思います。つまり特別の修行をした特別の人だけが素直な心にな
与えられた道に従っていく――松下幸之助のことば〈87〉
万物ことごとく違ってますね。この世に存在する億万という生物、また生物以外の自然物も、みんな神から与えられた一つの姿、生き方、かたちというものがあると思うんです。その与えられた
本質を発揮し、天命を実践する――松下幸之助のことば〈86〉
たとえてみれば、ダイヤモンドというものがあります。ただの石をいくら懸命に磨いたとしてもダイヤモンドにはなりません。みかけは同じようであっても、ダイヤモンドとしての本質を持った
人間は万物の王者――松下幸之助のことば〈85〉
人間はえらいものである。たいしたものである。動物ではとてもできないことを考えだして、思想も生みだせば物もつくりだす。まさに万物の王者である。しかしそのえらい人間も、生まれおち
いっさいが人間把握から始まる――松下幸之助のことば〈84〉
私の第一声としては、「人間把握ですよ」と。「お互いに把握し合うんですよ」と。そのことを申しあげたい。人間とはどんなものかを人間自身が知らなかったらいかん。人間が人間自身を「こ
幸福を生み出す根源――松下幸之助のことば〈83〉
感謝の念ということは、これは人間にとって非常に大切なものなのですね。見方によれば、すべて人間の幸福なり喜びを生み出す根源ともいえるのが、感謝の心だといえるでしょうからね。したがっ
人間として一番尊いものは徳である――松下幸之助のことば〈82〉
君が「徳が大事である。何とかして徳を高めたい」ということを考えれば、もうそのことが徳の道に入っていると言えます。「徳というものはこういうものだ。こんなふうにやりなさい」「なら
勇気が湧いてくる――松下幸之助のことば〈81〉
私は正月を迎えたときに、“ああ、きょうは正月を迎えた、結構やな。去年一年無事にやった、ありがたいな”と思うて、“今年は大いに奉仕せねばいか
お互いに奉仕しあう――松下幸之助のことば〈80〉
やっぱり奉仕の心を忘れたらいけない。われわれはお互いに奉仕しあっているんや。ぼくは諸君に奉仕している。諸君もまたぼくに奉仕をしないといかんな。お互いに仕えるということやな。仕
知識があるから危険――松下幸之助のことば〈79〉
人間から感謝報恩という情操を取ってしまったら何が残るでしょうか。ほとんど動物と同じになる。動物でも、犬などは“三日飼われれば恩を忘れない”といわれるく
鉄をも金に変える感謝の心――松下幸之助のことば〈78〉
感謝の心はものの価値を高めることになる。一つのものをもらっても、何だつまらない、と思えば、その価値はきわめて低いことになってしまうが、ありがたいという気持ちでいれば、それだけ
ほんとうの商売――松下幸之助のことば〈77〉
時代の流れ、世の中の変化に対応してゆくことが大事だとは言っても、世間の動きに心をうばわれるあまり、みずからの信念なり自分の店の伝統というものを軽視することがあっては決してなら